失敗しない人生にこそ悔いが残るんだ

やる奴、やらない奴の違いは何か。
警察でも企業でも同じ、学校の先生も同じかと思います。
つまり、結局のところ、「失敗する確率」の違いになるかと思うのです。
なんでも行動できる、頑張って前に進める奴というのはリスクがたくさんあるし、失敗する確率も自然と高くなるわけです。
特に起業なんかはまさにそう。

[企業の生存率]
1年以内に 60% が消滅
5年以内に 80% が消滅
10年以内に 95% が消滅
30年以内に 99.98% が消滅

よく聞くことかと思いますが、起業して生き残るのはほぼ奇跡です。
あくまでも数字の話ではありますが。

では、やらない奴、つまり動かず、リスクを回避し続ける人生が良いのだろうか。
失敗する確率を少しでも減らして生きるべきことが我々人間の歩むべき人生の正しい形なのでしょうか。

この本をご覧になった方はいるでしょうか?
ある程度の内容はこちらに書かれています。
簡単にいうと死の直前に口にする後悔の言葉があるというお話です。

この中で2つを紹介すると、「自分らしく生きれば良かった」という後悔の言葉があります。
人は、人生が終わりに近づいていると悟ったとき、もっと自分らしく生きたかったと後悔するというのです。

もう1つは「自分の幸せをもっと追求すれば良かった」です。
とても多くの人が死ぬ直前まで、自分の人生に「幸福」という選択肢があることに気づけないのだと思います。
古い習慣にとらわれ、慣れ親しんだ快適さや身体的な条件を言い訳にして、情熱を忘れてしまうのでしょう。
あるいは、変化に臆病になって、他人の真似やいつも通りの自分のままで生きてしまう。そしていつの間にか、自然に笑って生きることができなくなってしまう…。
つまり、やる奴よりやらない奴になり、変化を恐れ、失敗する人生を回避しようとするがためにいつの間にか人生で最も基本的な「幸福」を忘れてしまっているのです。
頑張っている、愛するもののためにがむしゃらに動いている、社会のために人生の灯火を燃やし続けている人は失敗しても誰かが助けてくれる、又は何とか生きていけるし、失敗しながらでも前に進んでいれば再チャレンジの機会はやってくるのです。

この本は看護師さんが末期患者さんと接するなかで聞いた言葉があつめられたものです。
私の歩む人生に悔いが残らぬよう全力を尽くしていきたいと思うと同時に、同じように前に進む大人を増やしていきたいと思うのあっす。

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