タダほど価値のないものは無い
「儲け」とはなにか。
こんにちは。
北村耕太郎です。
私自身、NPOの代表者でもあるので「儲け」を意識せず、社会のために身を粉にしている…
わけではありません。
「儲け」とはガソリン、つまり燃料です。
NPOといえど社会は価値のないものに対価は払いません。
それどころか、自ら「儲け」を出さない限りは補助金や助成金もありません。
よく、勘違いする人が多いのですが、誰かのために何かを提供することが全て良いとは限りません。
ある事例を紹介します。
海外で無償でカレーを作り、現地の人たちから「美味しいよ!」とか「素晴らしいよ!」という称賛されていた若い人がいました。
彼のカレーを求めてたくさんの人たちが列をなしたそうです。
しかし、ある日から僅かながら有料にしてカレーを「販売」することにしたのです。
すると今まで称賛していた現地の人たちは誰もカレーを食べに来てくれませんでした。
つまり、彼は現地の人たちから「お世辞」を言われていたのです。
無料で食べさせてくれるなら喜んで食べるが、対価を払ってまで食べるに値しなかったのです。
ここでわかって欲しいのは、「儲け」が悪いわけではない、むしろ本当に喜んでもらえるのは「儲け」が出てるときに喜んでもらえるのだということです。
もちろん、災害などの緊急時は話は違いますが、それであっても日々の「儲け」があるから緊急時にたくさん物的支援ができるのです。
これから社会起業家をめざす方やすでに事業を展開している方は肝に命じて頂きたいのは「タダ」ほど価値のないものは無いということです。
資本主義だからとかではなく、「儲け」こそがお客様の満足指数そのものなのです。
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